学生の学会発表予演、および博士論文審査予行を開催しました

昨年の課題研究で配属となった学生(一期生:現4年生)2名が、その後も研究をすすめ、本年5月に開催される臨床高血圧フォーラム@久留米でそれぞれポスターを発表を行います。

今回の勉強会「みちのく臨床疫学セミナー」は、その予演会となりました。

教室内外の先生や、今期課題研究配属となった二期生(現3年生)も参加し議論を深めました。

また、東北大学医学部博士課程の先生による博士論文審査を見据えた予行演習も行われ、大変ボリュームのある有意義な会となりました。

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3年時課題研究の研究発表会

衛生学・公衆衛生学教室の3年次課題研究2名の配属生の研究発表会を先月に行いました。昭和薬科大学と島根大学の先生方そして前回の配属生にも同席し、数々の鋭いご指摘がありましたが、質疑応答もしっかりと対応していました。

1ヶ月(実質2~3週間)という短い期間でしたが、ここまで研究成果を出せたことは素晴らしいです!

教室スタッフはいつでも歓迎していますので、興味があればまた教室に来て解析を進めてみてください。

血圧レベル別にみた脳卒中死・冠動脈疾患死の生涯リスク~EPOCH-JAPAN~

当教室の佐藤倫広助教が取り組んでいましたEPOCH-JAPANの解析『血圧レベル別にみた脳卒中死・冠動脈疾患死の生涯リスク』が、Hypertension誌に掲載されるとともにCareNetに取り上げていただきました。

生涯リスクは、アウトカムとして設定した疾患を生涯に渡ってどのくらい罹患するのかを計算した指標です。EPOCH-JAPANは、日本の循環器疾患コホートを統合したメタ解析で、当教室関連では、大迫研究が含まれています。

●Pubmedの情報はこちら↓

Lifetime Risk of Stroke and Coronary Heart Disease Deaths According to Blood Pressure Level: EPOCH-JAPAN (Evidence for Cardiovascular Prevention From Observational Cohorts in Japan)

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/30763510

 

●CareNetの記事はこちら↓

『血圧レベル別の脳卒中・冠動脈疾患死亡の生涯リスク~EPOCH-JAPAN』

https://www.carenet.com/news/general/carenet/47541

 

●EPOCH-JAPANの情報はこちら↓

epi-c.jp『EPOCH-JAPAN』

http://www.epi-c.jp/e402_1_0001.html

 

※本発表に関して、ご指導賜りましたEPOCH-JAPANご関係の先生方に深く感謝申し上げます。

大崎歯科医師会「市民公開講座」

11月11日(日)、毎年、いい歯の日(11月8日)に合わせて開催されている大崎歯科医師会主催の市民公開講座に講師としてお招きいただき、講演をしてきました。

天気に恵まれた日曜の午前中にも関わらず、たくさんの方にお集りいただき、血圧に対する市民の皆さんの関心の高さがうかがわれました。

今回は『家庭血圧を測って健康長寿 ~お口の健康と血圧の関係~』と銘打ち、寿命や血圧についての知っているようで知らないトリビア的知識から、歯周病やむし歯と全身の健康との関わり、自宅でも血圧を測らなければいけない理由など、途中クイズを交えたり、体を動かしたりしながら、90分にわたってお話をさせていただきました。

休憩なしの講演のあとにも関わらず、その後の質疑応答も皆さん積極的で、トータル2時間があっという間に感じるほどでした。

本講演が、大崎市民の皆さんの健康増進の一助となっていれば幸いです。

文責 村上任尚

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妊娠期間中の飲酒の継続は妊娠高血圧症候群リスクを高める -妊娠が分かった段階で飲酒しないことが重要-

2018.11.07.
Iwama N, Metoki H, Nishigori H, Mizuno S, Takahashi F, Tanaka K, Watanabe Z, Saito M, Sakurai K, Ishikuro M, Obara T, Tatsuta N, Nishijima I, Sugiyama T, Fujiwara I, Kuriyama S, Arima T, Nakai K, Yaegashi N, Japan Environment & Children’s Study Group

Hypertens Res. in press.

  • 妊娠初期、妊娠中後期の段階でお酒を「現在も飲んでいる」と回答している妊婦は全妊婦の9.5%、2.6%と決して少なくはなかった。
  • 毎日日本酒1合またはビール大瓶1本程度の飲酒を行った場合、飲酒をしていない妊婦に比較して妊娠高血圧症候群のリスクは3.45倍と高かった。
  • 「以前は飲んでいたが止めた」と回答した妊婦では妊娠高血圧症候群のリスクは0.90倍と低く、妊娠が分かった段階で飲酒しないことが重要と考えられた。

http://www.tohoku-mpu.ac.jp/medicine/news-medicine/13077/

https://www.nature.com/articles/s41440-018-0124-3

 

3年次課題研究の研究発表会

3年次課題研究の研究発表会を衛生学・公衆衛生学教室と内科学第三(腎臓内分泌内科)教室の合同で行いました。

1ヶ月という短い期間でしたが、研究発表会で、発表内容を関係者に理解させることができ、また、質疑の意図を理解して適切に回答ができるようになりました。

来週からはまた、通常の各科目の講義を受講することになります。是非、教室にも出入りして、1ヶ月でやって来たことを進めてみてください!

3年次課題研究での文献紹介

3年次課題研究の一環として、3年次学生が文献紹介を行いました。先行文献について、自分が行ってきたかのように研究紹介を行い、質疑応答をします。

現在それぞれが自分で行なっている分析に関わる重要な項目、考えるべき交絡などについて議論しました。

3年次課題研究始まりました。

3年次学生を対象とした課題研究が始まりました。

課題研究では、将来、科学的思考のできる臨床医となるための訓練の場として、1年間各教室に配属され、重点学習期間の4週間に設定された課題について研究・発表を行うものです。

衛生学・公衆衛生学教室にも4名の3年次学生が配属され、うち2名が9月の重点学習期間を開始しました。

開始に先立って、研究生の先生方の「日循協セミナー受講報告」と「研究報告」に参加しました。

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